2023年末の諸々のOSの状況
2000年前後には以外とたくさんあった、メインストリーム以外のOSの現状を調査してみた
Symbian OS
2009年までは開発していたが、ノキアがWindows Phoneへシフトしたため開発を中断、アクセンチュアに買収された
Palm OS
3com時代と互換性があるPalmOS自体はAccessが2009年にGarnet OSと名前を変えた以降は音沙汰なし。Palm OS 6 として開発していたものはHP→LGという流れを経て2023年現在も開発は継続している模様
Be OS
Zeta OSと名前を変えて2007年までは開発を継続していた模様、その後Be OSを再現しようとするHaikuプロジェクトというものが動いているが、現在ベータ4である。
BTRON
2006年超漢字Vが最終リリースだが、今も仮想マシン上での動作確認はしている模様
OS/2
IBMのOS/2自体の最終バージョンは2002年に終了。2017年にIBMのライセンスを受けてArca OSが販売され、2023年現在もサポート中
GNU Hurd
細々と開発を継続中。近年は2年に1回のペースで Debian/GNU Hurd をリリースしている。sid相当 Debianとしての直近のリリースは 2023年6月
Plan9
ベル研究所のPlan9は2015年の4th editionまでリリースされた。ただし実際にベル研にPlan9の開発者がいたのは2011年ころまでだったらしい。forkしたOSの中で最も活発に開発しているのは9frontというOSらしいがそれでも活発とはいいがたい状況で2022年の活動は確認できた。
ReactOS
組織は生きているが更新自体は2022当たりから停滞している模様。ただし関連プロジェクトのWineは活発に動いている。Windows互換が目的なので、Wineを動かすほうが優先になるのは仕方がないと思われる
Firefox OS
2016年に開発終了。FirefoxOSのフォーク物としてはKai OSというものが現在も継続中だが、クローズドソースなので、現状はあまりわからない
こんなところですが、まだ何かあったかな?